ボコーダーが簡単!FL Studio 9 に新登場「Vocodex」

もくじ
敷居が高かったボコーダーサウンド
安価になった
ボコーダーといえば、その昔ボコーダー機器とシンセサイザーが別々に要りましたが、ハードのVAシンセ(バーチャルアナログシンセサイザー)等(Micro KORGやMS2000,JP-8080等)にボコーダープログラムが搭載され、さらにソフトシンセにもボコーダーが登場、安価なボコーダーが使えるようになりました。さらに簡単に
従来よりは使いやすくなってはいましたが、FL Studioにあった[Fluty Vocorder]は、左チャンネルにモジュラー(声)、右チャンネルにキャリア(シンセ音)をアサインしなくてはならないので、めんどくさいエフェクトでした。しかし今回の「Vocodex」は、とても手軽にボコーダーサウンドを手に入れることが出来るんです!音声ファイルのチャンネルにエフェクトのようにアサインするだけです。
使い方
使い方は以下のリンクを参照かなり詳しく使い方が掲載されています。↓↓
FL Studioファンクラブ:新プラグインVocodeXの使い方 その1。外部シンセルーティング編
やはり外部シンセをキャリアするフツウの使い方も出来るみたいですね。
この方の記事もすごく参考になります。↓↓
オバさんだってDTMしたいっ!☆期間限定☆:Vocodexで遊んでみた【遊ばれた】#1 ~まずはVocodexのみで~
丁寧に説明されています。
試してみる
過去に私が録音していた音声ファイル(曲名「カンジルママ」)をVocodexに通すことによりどのように変化するのか簡単に試すことが出来ました。プリセット音だけでもかなり魅力的です。
元音
元の音声ファイルです。これだけだとダサダサですよね。
プリセット「chord」でシンセ音いろいろと
プリセットの[chord]でシンセ音をいろいろ変えてみました。(「FLUTY DELAY」、音程補正エフェクト「GSNAP」等使用)
僕の好きな「RAM RIDER」の「ユメデアエルヨ」みたいな音で、結構好みですね。
プリセット「drum」でシンセ音いろいろ
プリセットの[drum]でシンセ音をいろいろ変えてみました。(「FLUTY DELAY」、音程補正エフェクト「GSNAP」等使用)
元音がかぶってしまっていますが、[Modulator Pass Through Level]のフェーダーを「0」にすれば完全に元音は消えます。これはいろいろと妄想が広がる音ですね。
プリセット「robot」でシンセ音いろいろ
プリセットの[robot]でシンセ音をいろいろ変えてみました。(「FLUTY DELAY」、音程補正エフェクト「GSNAP」等使用)
プリセットだけでも結構バリエーションが豊かで、創造力をかき立てられます。
プリセット「chord」,「Bright」で曲をミックス
これで、ディレイやリバーブを付加し、EQで整えればかっこよくきまるかな?ってことで最後にプリセット[chord]で[Bright]の音で曲のさわりの部分を組んでみました。
まとめ
めっちゃ手軽にボコーダー音を手に入れることが出来て、プリセットである程度キャッチーな音が抑えられていて、非常に使いやすいと思いました。ジェネレーターではなくエフェクターとして使うようなところもFLっぽくておなじみで、わかりやすいように思います。
メロディーを強調したいフレーズは以前のFluty Vocorderのようにシンセ音を打ち込んでキャリアにした方がうまくいくかもしれません。
しかしこんなに手軽にボコーダーを使えるのは、かなり、かなり、便利だと思います。
私の非力なボーカルもかっこよく聞こえて来るような気がします。
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